マルチセッションジャーニーの全体像を把握する

プロダクトアナリティクスでは、プロダクト、データ、マーケティングなどさまざまなチームがプロダクトの採用、成長、顧客維持を理解、促進できます。

このためには、サイトやアプリでのユーザージャーニーとインタラクションを明らかにします。ユーザージャーニーの各マイルストーンに見られるユーザー行動のトレンドを見つけることで、プロダクトの開発と投資に優先順位付けをすることができます。

プロダクトアナリティクス・ツールは、プロダクトやウェブサイトと統合し、ユーザーインタラクション、イベント、指標に関するデータを収集します。その後、このデータを処理して視覚的かつ実用的な形式で表現して、ビジネスが分析およびインサイト抽出を行えるようにします。

プロダクトアナリティクス・ツールは、セッションとデバイス全体のユーザー行動、機能の使用状況、プロダクトパフォーマンスに関する貴重なインサイトを提供します。このデータは、データ駆動型の意思決定、プロダクト開発の向上、マーケティング戦略の最適化、そして究極的には顧客満足度と顧客あたりの収益の向上に役立ちます。

ウェブ分析とプロダクトアナリティクスは密接に連携しており、ユーザー行動とプロダクトパフォーマンスを包括的に理解するのに役立ちます。

マーケティングデータとプロダクトデータが一元的に利用できるので、ビジネスは単一の真の情報源に基づいてマーケティング戦略の分析とプロダクトの最適化を行えます。

プロダクトアナリティクスのインサイトを活用すれば、サイトやアプリでのデジタル体験を改善するときに注目すべき物、時間、人を特定できます。

しかし、ときにはさらに詳しい情報が必要です。例えば、ユーザーの減少ポイントが特定できても、なぜ問題が起こるのか、どのように修正すればよいかは分かりません。プロダクトアナリティクスをExperience Analytics、Experience Monitoring、Voice of Customerと組み合わせることで、さらに詳しく調査できます。この組み合わせにより、チームはコラボレーションに必要なすべてのデータを入手して、顧客にとってできる限り良いデジタル体験を作成できます。