プロダクトの利用促進に役立つ適切なソフトウェアを選ぶには、バランスを考慮する必要があります。
ユーザーがより早く価値を実感し、日々のワークフローにプロダクトを取り入れ、ロイヤルティの高い顧客となるようにするには、ユーザーにとって魅力的な体験を創出するのに役立つプロダクト利用促進ツールが必要です。また、チームが直感的にセットアップでき、予算内で独自のニーズを満たせることも重要です。
そして、その組み合わせを見つけるのは必ずしも簡単ではありません。
このガイドでは、プロダクトの利用を促進し、顧客満足度の向上に役立つ、現在利用可能なトップクラスのプロダクト利用促進ツールを紹介します。
プロダクト利用促進ツール9選
プロダクトの積極的な利用を促すソフトウェアを活用することで、ユーザーのペインポイントやニーズ、疑問などを継続的に把握し、プロダクトの利用に至るプロセスの各段階でユーザーを適切に導くことができます。
しかし、どうすればビジネスと顧客にとって最適なツールを決められるでしょうか? 選ぶべきソフトウェアは、ユーザープロファイルとビジネスニーズによって異なります。早速、詳しく見てみましょう。
以下はお薦めのツールです。
1. Contentsquare
Contentsquare(私たちです👋)は、ウェブサイトやウェブアプリ、デジタルプロダクトを手がけるプロダクトチームや企業向けにデザインされ、直感的でコードの知識を必要としないエクスペリエンス・インテリジェンス・プラットフォームです。従来のウェブ分析とユーザー体験分析の両方を兼ね備えたContentsquareを活用することで、ユーザー体験の全体像を把握することが可能になります。
主な特徴
セッションリプレイによって、個々のユーザーがサイト上でどのようにスクロール、移動、Uターン、またはレイジクリックを行ったかを確認し、利用を妨げている障壁を特定できます。
ゾーンベースのヒートマップツールによって、サイトのどのエリアが最も注目を集め、どのエリアが見過ごされているかを把握できます。
ユーザー調査ツールは、ユーザーの意見を収集し、プロダクトに関する仮定を検証するのに役立ちます。
インタビューツールを利用することで、口頭フィードバックをリアルタイムで収集してユーザーの感情を明らかにし、ペインポイントを素早く解決できます。参加者の募集や焦点の調整、フォローアップを容易に行い、複雑なプロダクトに関するより深いインサイトが得られます。
Product Analytics により、ウェブサイト、アプリ、ブランド体験全体にわたるマルチセッションのユーザージャーニーを分析し、 リテンションとロイヤルティの向上につなげられます。推測に頼ることなく、利用を促進する要因をピンポイントで特定し、問題を迅速に解決できます。
エラー分析は、エラーにつながる問題にユーザーが遭遇した場所と理由を特定するのに役立ちます。これにより、最も重要なフローを妨げる瞬間を正確に特定できます。
ジャーニー分析によって、ユーザーがウェブサイト上でたどる経路を追跡して可視化し、ユーザーの行動やエンゲージメントに関するインサイトを得て、予期しない離脱やボトルネックが発生する場所を発見できます。
SalesforceやAdobe Analytics、Googleアナリティクスをはじめとする、幅広いツールとのインテグレーションを通じて、チーム間のスムーズなコラボレーションを実現できるだけでなく、自動レポート機能によって、最小限の労力でステークホルダーと最新情報を共有できます。
セグメント化により、デバイスや場所、トラフィックソースなどのカスタム属性ごとにユーザーの行動を分類し、それぞれのユーザー セグメントに関する詳細なインサイトを取得できます。これにより、特定のユーザーセグメントがプロダクトの利用をいち早く開始しているかどうかを確認できます。
![[Visual] Monitoring](http://images.ctfassets.net/gwbpo1m641r7/gaVw2X6GAz7mkX4gS9DWZ/93da463a52a5f786119961b24d2e282a/Screenshot_2024-11-05_at_17.06.27.png?w=3840&q=100&fit=fill&fm=avif)
Contentsquareのセグメント化ツールを使用してユーザーセグメントを分析することで、利用に至るジャーニーをより深く理解することが可能になります。
Contentsquareがプロダクトの利用促進に役立つ理由
Contentsquareは、 カスタマージャーニーを理解し、オンボーディング中やその後にユーザーが抱える問題を把握するのに役立ちます。これにより、バグの修正やオンボーディングフローの改善といった細かな変更を加え、ユーザーがより早く価値を実感できるようにすることが可能になります。何が起きているのか、そしてなぜそれが起こるのかを結びつけることで、ユーザー体験(UX)を向上させ、顧客満足度を高めることができます。
また、フィードバックを収集し、ユーザーのニーズとペインポイントに基づいてプロダクト機能の優先順位を決定し、UXデザイン、UI 、 プロダクト、開発、マーケティング、セールスなどの部門をまたいでチームを調整することもできます。
2. SurveyMonkey
SurveyMonkeyは、ユーザーや従業員からの調査回答を収集、分析、共有するのに役立つ、顧客満足度の測定ツールです。
主な特徴
カスタマイズ可能なアンケートテンプレートの大規模なライブラリを利用して、あらゆるユーザーペルソナ向けのアンケート、クイズ、投票を作成し、ウェブリンク、メール、モバイルチャット、ソーシャルメディアで共有できます。
SurveyMonkey Geniusは、AI、ユーザー調査に関する専門知識、機械学習を駆使し、自動化を通じてより質の高いユーザー調査の作成とパフォーマンスの予測を支援します。
Word Cloudとセンチメント分析機能によって、調査結果を自動的に分析してビジュアルデータを取得し、回答テキストを分析できます。
結果をエクスポートしたり、SalesforceやMS Teamsなどの一般的なツールにデータを統合したりできます。
SurveyMonkeyがプロダクトの利用促進に役立つ理由
SurveyMonkeyによって、ユーザー体験とカスタマージャーニーのさまざまな側面に関する定性的なインサイトを簡単に収集できます。これらのインサイトは、利用促進とロイヤルティの向上を目的とする、プロダクトやウェブサイト、ユーザーフロー、オンボーディングなどの改善方法に関する決定に役立ちます。また、アンケートにスクリーンショットを使用し、ユーザーに気に入った点と気に入らなかった点を尋ねることで、新しい機能に関するフィードバックを得ることもできます。
欠点
SurveyMonkeyは定性的なユーザーフィードバックを収集することのみに重点を置いているため、ユーザーがアンケートに回答する際に何をしているのかについて正確に把握できる定量的なインサイトを提供することはできません。
3. Crazy Egg
SEOの第一人者Neil Patel氏によって設立されたCrazy Eggは、ウェブサイト最適化、ヒートマップ、ABテストを提供するツールです。さまざまなウェブページのバリエーションをテストし、ヒートマップと録画を使用してパフォーマンスを測定できるようにデザインされているため、 ウェブサイトのパフォーマンス分析、コンバージョン率の追跡、評価、改善が容易になります。
主な特徴
スナップショット(ヒートマップと同様の機能)は、ある時点でのウェブページの画像をキャプチャーし、ユーザーがサイトのどこをクリックしたかを把握するのに役立つさまざまなレポートを生成します。
録画を確認することで、ユーザーがサイトをどのようにナビゲートし、どこで行き詰まったり、離脱したりしたかを把握できます。
ABテストを実施して、さまざまな見出しやコピー、プロダクトの説明文を試し、どれが最も多くのコンバージョンにつながるかを確認できます。
トラフィック分析を使用して、ウェブサイトのトラフィックと流入元を比較し、特定のターゲットユーザーのサイト上での行動を確認できます。
エラートラッキングによって、訪問者をイライラさせたり、コンバージョンを妨げたりするJavaScriptエラーを見つけ、それらの修正を優先できます。
💡 プロのヒント:よりプロアクティブなアプローチが必要な場合、Contentsquareのエラー分析を利用することで、ウェブサイトやプロダクトに不具合が発生した際に、何が(どのように)起きたのかを正確に把握できます。セッションの録画に直接アクセスして何が起きたのかを確認し、状況を理解すると同時に、これらのエラーがUXに与える影響の根本原因を突き止めることが可能になります。
![[Visual] Error analysis jump into recordings](http://images.ctfassets.net/gwbpo1m641r7/38KOJcd15EdmN2j1mmc1aZ/834278427bf1b97fc32e7df3a3b8a405/Error_analysis_jump_into_recordings.png?w=3840&q=100&fit=fill&fm=avif)
Contentsquareのエラー分析によって、エラーが発生したセッションを再生し、問題を正確に特定できます。
Crazy Eggがプロダクトの利用促進に役立つ理由
Contentsquareと同様に、Crazy EggはGoogleアナリティクスを補完し、ユーザーがウェブサイトやデジタルプロダクトをどのように利用しているか、また、なぜ利用しているかを明らかにします。何が効果的で何が効果的でないのかを把握することで、コンテンツの調整や、問題の修正、新しいアイデアのテストが可能になります。
欠点
Crazy Eggは便利な行動分析ツールですが、対象ユーザー層がかなり広いため、プロダクトチームよりもリード・ジェネレーション・サイトに適していると言えます。また、無料トライアルは30日間のみなので、履歴データを収集する時間が十分にありません。
4. Mixpanel
Mixpanelは、ウェブサイトやモバイルアプリにおける顧客行動と主要業績評価指標(KPI)を追跡する、プロダクトおよびウェブ向けの分析ツールです。SaaS企業やウェブサイトの所有者は、Mixpanelを利用することで、ユーザーがどのようにプロダクトを使用しているかについて、リアルタイムのデータとインサイトを取得できます。
主な特徴
インタラクティブレポートでは、ユーザーのアクションや行動、コンバージョン、エンゲージメント、ユーザーフロー、リテンション、ABバリアント、収益、 プロダクト利用指標に関するデータを照会して視覚化できます。
セグメンテ化によって、隠れたパターンやエンゲージメントのトレンドを明らかにし、コホート分析を実行できます。
カスタマイズ可能なダッシュボードとリアルタイムアラートを利用することで、データの変化するトレンドを常に把握できます。
インテグレーション機能によって、AWSやAppcues、Hubspot、そして...
コンテンツスクエアなどの人気ツールと連携できます👋
MixpanelイベントをContentsquareに取り込み、特定のMixpanelイベントでセッションリプレイ・データをフィルタリングすることによって、ユーザー行動をさらに深く理解できるようになりました。
ContentsquareとMixpanelのインテグレーションにより、以下を行うことができます。
「何」を「なぜ」に結びつける:レポートの背後にある行動を分析し、ユーザーが行き詰まる本当の理由を明らかにします。
さまざまなツールからのインサイトを組み合わせる:Mixpanelイベントでフィルタリングし、ユーザーがコンバージョンファネルから離脱する理由を把握します。
![[Visual] view-contentsqaure-session-replay-in-mixpanel](http://images.ctfassets.net/gwbpo1m641r7/2sHJNLdbkb0mtaztYWHuV/cfd873c2c61712c23aa4e94df94eb732/view-contentsqaure-session-replay-in-mixpanel.png?w=1920&q=100&fit=fill&fm=avif)
ContentsquareのMixpanelとのインテグレーションにより、ユーザーの行動に関するインサイトが得られ、ジャーニーの背後にある完全なストーリーを明らかにすることができます。
Mixpanelがプロダクトの利用促進に役立つ理由
Mixpanelによって得られる実用的なインサイトは、顧客体験(CX)を改善し、プロダクトの利用を促進しながら解約を減らす方法を見つけるのに役立ちます。例えば、リテンション分析によって、顧客離れの兆候を早期に特定し、手遅れになる前に顧客体験の問題を修正できます。
欠点
Mixpanelは詳細な定量的インサイトを提供しますが、これらのインサイトを定性データで補完するためのユーザー調査ツールやフィードバックツールが欠けています。つまり、「何」については多くの情報が得られますが、「なぜ」については情報が不足しています。一方、Contentsquareでは、離脱の意図調査、フィードバックフォーム、Net Promoter® Score(NPS)調査、CSAT調査などの調査ツールを使用して、その場でフィードバックを収集し、実際の顧客の意見によって数字を裏付けることができます。😉
5. Userpilot
Userpilotは、アクティベーションと利用を促進するアプリ内オンボーディング体験を提供するのに役立つ、コード不要のプロダクト利用促進プラットフォームです。このソフトウェアを利用することで、ヒントやアドバイスを含む、パーソナライズされたオンボーディングプロセスを作成し、ユーザーの進捗状況の追跡や、アプリ内フィードバックの収集を通じて、ユーザーがプロダクトに対してどのように感じているかを把握できます。
主な特徴
パーソナライズされたユーザーのオンボーディングフロー(ユーザーペルソナに基づく)。似たような目標を持つユーザーをセグメント化して関連するオンボーディング体験をトリガーできます。
段階的なオンボーディングに役立つ順序だったプロダクトツアー
コンテキストに応じたヒント、ツールチップ、ホットスポット
新機能やアップデートなどを知らせるアプリ内メッセージ
オンボーディングチェックリスト
目標達成トラッキング
オンデマンドのアプリ内サポートとリソースセンター
ユーザーのフィードバックを収集するアプリ内ユーザー調査
アクティベーションを促し、成長機会の解放につながるトリガーを理解するのに役立つ詳細な分析
Userpilotがプロダクトの利用促進に役立つ理由
ペルソナに基づいてユーザーフローを作成することで、多様なユーザープロファイルに対応できます。これにより、画一的なアプローチでありがちな、テクノロジーに精通していない顧客を混乱させ、そうでない顧客を苛立たせるという状況を回避できます。また、Userpilotは、プロダクトの主要機能やアクションにユーザーの注意を引き付けることで、ジャーニーのあらゆる段階で、ユーザーが「これは便利!」と感じて価値を発見しやすくし、価値を実感するまでの時間を短縮します。
欠点
Userpilotのレポート機能とカスタマイズ機能は、他のツールと比べて若干、限られており、テクノロジーに詳しくないユーザーにとっては設定が難しいことがあります。また、ペルソナベースのユーザーフローに重点を置いているため、ユーザーに関するデータが豊富な場合は非常に効果的ですが、新しいプロダクトのリリースや新規ユーザーへの対応においては、必ずしもそうとは限りません。
6. Appcues
Appcuesは、Chromeの拡張機能として提供されるコード不要のユーザーオンボーディングツールです。Appcuesを利用することで、インタラクティブなアプリ内チュートリアルや機能のアナウンスなど、パーソナライズされた顧客体験を簡単に構築できます。
主な特徴
Appcues Builderによって、ウェルカムフローやオンボーディングフローを作成し、プロダクトや機能についてユーザーを案内したり、新しいイベントを追跡したりできます。
Appcues Studioでは、フローとイベントの管理、ユーザー体験のターゲティング、アプリ内行動の測定が可能です。
フォームとユーザー調査機能を使用して、ユーザーから定性的なインサイトを収集できます。
行動や属性、イベントに基づいて、ユーザーセグメントを作成し、ターゲティングできます。
Events Explorerによって、プロダクトの導入と使用状況を経時的に測定し、追跡されたイベントに基づいてグラフを作成できます。
Appcuesがプロダクトの利用促進に役立つ理由
Appcuesを活用することで、顧客にパーソナライズされたサポートとメッセージを適切なタイミングで提供し、アクティベーションを加速させることができます。また、パワーユーザーに新機能を簡単に紹介して利用を促し、インサイトも得られるため、プロダクト利用促進戦略の効果を測定するのに役立ちます。
欠点
Appcuesは、プロダクトの利用を促進し、ユーザーについてより深く理解するための優れたポイントソリューションです。しかし、プロダクトアナリティクス機能を備えていたないため、プロダクトの利用率を向上させる方法を包括的に把握するには、サードパーティのプロダクト体験ツールを併用することをお勧めします。
💡 プロのヒント:Contentsquareのようなプロダクトアナリティクス・ツールは、ユーザージャーニー、機能の利用率、エンゲージメントレベルに関する詳細なインサイトに加え、ユーザーのリテンション率やコンバージョンの経路、行動パターンなどの重要な指標を提供することで、このギャップを埋めます。
![[Visual] retention metrics](http://images.ctfassets.net/gwbpo1m641r7/5xZS48SC0lSDpeSLePyQUf/42193b5e4fae2e50f7118802c524031e/retention_metrics.png?w=3840&q=100&fit=fill&fm=avif)
7. Whatfix
Whatfixは、プロダクトやアプリ内でステップバイステップのガイダンスを提供することで、エンドユーザーや従業員の生産性向上を支援するデジタル・アダプション・プラットフォーム(DAP)です。
主な特徴
フロー: 特定のユーザーセグメントに合わせてユーザー体験をカスタマイズし、ユーザーのニーズに対する理解を深めながらユーザー体験を改善します。
セルフヘルプ:アプリ内のナレッジベースを構築し、各ユーザーが自分のペースで知識やスキルの向上に取り組むことができるようにします。
タスクリスト:進捗状況を把握するのに効果的なロードマップを作成し、効率をリアルタイムでモニタリングします。
ポップアップ:簡単な手順で、インタラクティブなアンケートを実施したり、フレンドリーなリマインダーを送信したり、組織全体に情報を発信したりできます。
ビーコン:機能の更新やプロセスの変更をすべてのユーザーに簡単に伝え、あらゆるアプリケーションで生産性の向上を加速できます。
Whatfixがプロダクトの利用促進に役立つ理由
WhatfixのDAPは、状況に応じたユーザー向けのオンボーディングや、従業員向けのパーソナライズされたトレーニングの提供を通じて、プロダクトのROIを高めるのに役立ちます。
欠点
Whatfixは多くの機能を備えていますが、プロダクトチームによっては(特に開発者がいない場合)扱いが若干難しく、使いこなすのが困難な可能性があります。
8. WalkMe
WalkMeは、デジタルトランスフォーメーションを推進し、組織変革を管理したいB2B(企業間取引)企業向けの従業員オンボーディングソリューションです。WalkMeを活用することで、デジタル知識と資産におけるギャップを特定しながらソフトウェアの利用を促し、従業員の効率性を向上させることが可能になります。
主な特徴
ベストプラクティスのテンプレートを使用できるコード不要のエディターと、事前構築されたソリューションを利用して時間を節約できます。
データに基づくインサイトを得てフリクションポイントを明らかにすることで、ユーザー体験の改善とパーソナライゼーションが可能になります。
会話型インターフェースを通じてツールチップと画面上でのガイダンスを提供できます。
企業システムとワークフローを、AIによって可視化できます。
ワークフロー分析によって、さまざまなアプリケーションにわたるユーザー体験を可視化できます。
KPIの追跡およびレポート機能を利用できます。
WalkMeがプロダクトの利用促進に役立つ理由
WalkMeによって組織内のデジタルツール全体を可視化することで、どのようにオンボーディングフローを改善して導入を促進し、デジタルツールのROIを最大化できるかを理解することができます。また、コードが不要なので、開発者のサポートやアップデートを待つことなく、すぐに問題解決に着手できます。
欠点
WalkMeはB2Bの従業員オンボーディング向けにデザインされているため、顧客による利用促進を目指すB2Cのビジネスモデルには適していません。また、多様な機能を備えているため、理解して使いこなせるようになるまで若干時間がかかります。
9. Loom
Loomは、使用ガイドまたはラーニング用の動画を録画して共有するのに役立つ、使いやすい動画・画面録画プラットフォームです。
主な特徴
画面、動画、スクロールのキャプチャー
シンプルな編集プロセス
テキスト抽出とトランスクリプト
ファイルおよびリンクの共有
反応・コメントツール(反応絵文字など)
受信者と視聴数の追跡
ダウンロード可能な動画
カスタマイズ可能なCTA
描画ツール
Chrome、ウェブ、デスクトップ、スマートフォンの拡張機能として簡単にインストール可能
Loomがプロダクトの利用促進に役立つ理由
Loomを利用することによって、書面による使用ガイドを視覚的なチュートリアルで補完または置き換え、多様なユーザープロファイルと学習スタイルに対応できるようになります。プロダクトの使用方法を自らデモンストレーションする動画を録画し、あらゆるコミュニケーションチャネルを通じて共有できます。また、動画をヘルプセンターに埋め込む、またはアップロードすることができるほか、個々のユーザー向けにパーソナライズされた動画をその場で録画することも可能です。これにより、ユーザーがプロダクトの無料トライアル版を使用し続けるか、それとも有料版にアップグレードするかが決まる可能性があります。
欠点
Loomは単一用途のソリューションであるため、ユーザーがどの機能の習得に苦労しているか、オンボーディング中にどこで行き詰まるかなど、プロダクトの導入に関する全体像を把握するのには役立ちません。
テクノロジースタックに適したプロダクト利用促進ソフトウェアの選び方
プロダクトの利用促進に役立つソフトウェアを選ぶ際には、さまざまなユーザープロファイルに対応し、導入ステージごとにインサイトを提供できるツールを選びましょう。ユーザーやチームにとって魅力的で使いやすく、既存のテクノロジースタックと連携できることが重要です。
プロダクト利用促進ソフトウェアを選ぶ際には以下を確認します。
このツールは、新規ユーザーのコンバージョンを促し、既存ユーザーのエンゲージメントを高めることによって、実際に利用を促進できるか?
積極的な利用に至るさまざまな段階や、多様なユーザープロファイルに対応できるか?
リアルタイムの定性的および定量的インサイトなど、企業が必要とする、データに基づく具体的かつ実用的なインサイトを提供するか?
既存のテクノロジースタックと連携できるか?
組織のプロセスとチームの技術スキルのレベルに合っているか?
予算に合っていて、企業の成長に合わせて拡張できるか?

![[Visual] Contentsquare's Content Team](http://images.ctfassets.net/gwbpo1m641r7/3IVEUbRzFIoC9mf5EJ2qHY/f25ccd2131dfd63f5c63b5b92cc4ba20/Copy_of_Copy_of_BLOG-icp-8117438.jpeg?w=1920&q=100&fit=fill&fm=avif)