課題
ピザハットのデジタルチームは、「クーポン情報」ページへのアクセスが多いことに対し、ほとんどのユーザーがクーポンをクリックしていないことに気づいた。しかし、その理由がわからなかった。
当社は、Contentsquareを使用して、フリクションがある場所、ペインポイントがある場所、顧客体験を改善できる可能性がある場所、ユーザーが当社のウェブサイトの利用において苦労している場所を発見しました。当社はContentsquare を導入してから3、4カ月でROIを確認することができました"
Tristan Burns氏, Pizza Hut Digital Ventures社 グローバル分析責任者
得られたインサイト
Contentsquareのゾーニング分析ツールを使用し、ユーザーは買い物かごのCTAをクリックする方が早いことを突き止めました。
クーポン情報自体にCTAがないため、ユーザーにクリックできないように見えているのではないかという仮説を立てました。そこで、彼らはABテストを実施し、その結果を確認することにしました。
改善策
Pizza Hutのデジタルチームは、ABテストにより、各クーポン情報にCTAを追加しました。
Aバージョン(左):クーポン情報にCTAボタンを表示しない(通常)
Bバージョン(右):クーポン情報に「選択する」CTAボタンを表示
このBバージョンでは、ユーザーがクーポン情報のCTAをクリックすると、ピザ、トッピング、ドリンクを選択し、買い物かごに追加できる画面が表示されました。
このABテストを2週間実施。
Bバージョン(右)にはクーポン情報に「選択する」CTAボタンが追加された
改善結果
ABテストの結果、クーポン情報にCTAボタンを入れたBバージョンが圧勝しました。
ピザハットは、この結果から年間780万(約11億円)の増益を見込んでいます。
Contentsquareの横並びゾーニング分析では、AバージョンとBバージョンを簡単に比較できます