2026年フォーカスすべきCXトレンド診断|あなたのCX戦略ペルソナは?
>>設問に答えて今すぐ診断
Contentsquare x Criteo

CriteoがContentsquareを活用してB2Bプラットフォームを統合し、プロダクトロードマップの優先順位を決定した方法

[visual] cover criteo
[visual] criteo logo
業界
B2B Saas
使用製品
Product Analytics
Smart Capture
Journey Analysis
Share article

主な指標

  • スマートキャプチャーにより開発スプリントを年間4回分削減し、人間の追跡エラーが大幅に減少

  • 広告キャンペーンの作成プロセスにおけるROIの直接的な改善

  • すべてのプロダクトチームがアクセス可能な統合されたクロスプラットフォームデータを備えた最適化されたプロダクトロードマップ

会社概要

コマースメディアのグローバルリーダーであるCriteoは、閲覧や購入に関連する1日350億件以上のイベントを収集するAIを活用し、広告主や販売者が高い成果を生むフルファネル型の広告キャンペーンを実施できるよう支援しています。

課題

複数回の買収を通じて、Criteoはさまざまな分析ツール、トラッキング手法、プロダクトプラットフォームを抱える体制となりました。

この混在により、主に3つの大きな障壁が生じました。

  1. ユーザージャーニーの可視化が不十分:異なるプラットフォーム間でユーザーを追跡し、Criteoのプロダクトとのインタラクションを把握することは簡単ではありませんでした。

  2. 設計や実装のばらつきにより、トラッキングでエラーが頻発:各プラットフォームが独自のシステムを採用していたため、収集データを統合し、一貫した全体像を把握することが難しい状況でした。

  3. 優先順位付けが難しいロードマップ:統一された信頼性のあるデータがないため、ロードマップの決定はどの方向へ進むべきか判断するための確かな根拠が不足していました。

Criteoのグローバルプロダクトデザイン責任者として、Sarah Lacroix氏はCriteoの断片化したデータ環境によって大きな制約を受けていました。

しかし彼女は、自身がサポートしているプロダクトマネージャー、UXデザイナー、プロダクトアナリスト、そして開発者たちが一貫性があり、高性能でデータに基づいた顧客体験を創造しようとする中で、統一されたデータソースがないために苦労している状況も把握していました。

「ビジネス上の意思決定には複数の分析ツールが使われていました。その結果、意思決定が各ツールの追跡方法やチームごとに作成されたダッシュボードに大きく左右され、制約を受けていました」と彼女は語ります。

ソリューション

断片化したデータが引き起こす課題に対処するため、CriteoはContentsquareのエクスペリエンス・インテリジェンス・プラットフォームをプロダクト、デザイン、および技術チーム全体に導入しました。

PoC(概念実証)フェーズに関与した各チームには、組織の全階層において信頼性が高く、読みやすく、実用的なデータ基盤を再構築するという明確な目標がありました。

「データサイロを解消し、誰もが安心して頼れる共通の基盤を構築したいと考えていました。業務領域、チームや部門だけでなく、全社共通で活用できるデータの一元化された情報源が必要でした」とLacroix氏は語ります。

スマートキャプチャーにより、簡単かつエラーのないイベントの追跡が可能に

データサイロを解消するという目標達成に向けてCriteoチームが特定した重要な手段の一つが、Contentsquareのスマートキャプチャー機能でした。

このテクノロジーは、タグ付けを一切必要とせずに、クリック、スクロール、フォームへの入力といったすべてのユーザーインタラクションを自動で記録することで、イベントトラッキングを大幅に改善します。

[Customer Story] Criteo - Smart Capture image
Capture 100% of behavioral events automatically—no manual tagging required.
[visual] criteo logo

「私たちの目標は、特定の業務領域やチーム、部門にとどまらず、会社全体を反映できる、データの一元化された情報源を持つことでした。」

[Customer Story] Criteo - [Customer Story] Saint-Gobain - Nicolas Kusz Headshot Headshot
Sarah Lacroix氏
グローバルプロダクトデザイン責任者

スマートキャプチャーにより、プロダクトマネージャーは追跡に関する仕様書の作成という面倒な作業から解放され、開発者はより価値の高いタスクに再び集中できるようになります。

これにより、Criteoは開発スプリントを年間4回分削減し、チームはより戦略的な仕事に専念できるようになりました。

ジャーニー分析によるリアルタイムのフリクション検出と修正

Criteoは、新しい広告キャンペーン作成ソリューションの実行開始にあたり、詳細な行動の追跡を実装し、初期の段階でフリクションポイントを特定することによりユーザーがジャーニーから離脱する原因を分析しました。

[visual] criteo customer stories 1
Locate friction and abandonment in your user paths at a glance with Journey Analysis

Contentsquareのジャーニー分析機能を活用することで、Criteoのチームは戦略的なファネル全体におけるフリクションポイントを特定し、ロードマップを継続的に調整しています。このデータに基づくアプローチにより、ビジネスに最も大きなインパクトをもたらす箇所にジャーニーを最適化することが可能になっています。

[visual] criteo logo

「複数の分析ツールが存在していたため、ビジネス上の意思決定が、各ツールの追跡方法やチームごとに作成されたダッシュボードに大きく左右されてしまうという課題に直面していました。」

[Customer Story] Criteo - [Customer Story] Saint-Gobain - Nicolas Kusz Headshot Headshot
Sarah Lacroix氏
グローバルプロダクトデザイン責任者

この戦略的なフローを最適化することで、チームはキャンペーン作成プロセスにおけるコンバージョンを直接改善し、目に見える収益の増加を実現しました。

「Criteoの目標は広告主に向けた広告キャンペーンの作成であるため、ROIの算出は非常に簡単です。そのため、キャンペーン作成フローにおけるコンバージョン率を向上させることで、作成されるキャンペーン数が大幅に増加し、同時にプラットフォームから生み出される収益も増加します」とLacroix氏は説明します。

結果

Contentsquareの導入により、Criteoは具体的かつ目に見える成果を達成することができました。

  • 開発スプリントを年間4回分削減:スマートキャプチャーは人為的な追跡エラーを排除し、技術チームの開発時間を節約しました。

  • ROIの直接的な改善:広告キャンペーン作成プロセスの最適化により、収益が目に見える形で増加しました。

  • 統一されたプロダクトロードマップと一元化された情報源により、すべてのチーム(PM、アナリスト、デザイナー、開発者)による一貫したデータに基づく意思決定が可能になりました。

次のステップ

Criteoチームは、Contentsquareの高度な機能を活用し、以下の方法で行動分析をさらに発展させていく予定です。

  • 他のCriteoソリューションにおけるクロスセルとアップセルのサポート

  • ユーザーコホートをリサーチリポジトリやSalesforceへエクスポートし、パーソナライズされた営業サポートに活用することで分析を強化

  • ContentsquareのSense AIを活用し、重要なフリクションポイントの検出と必要な対応を加速

「Criteoでは、より迅速な行動、優先順位の最適化、そして誤った意思決定の回避を追求しており、Contentsquareはその実現に向けた重要なパートナーです」とLacroix氏は語ります。

[visual] criteo logo

「Criteoの目標は広告主に向けた広告キャンペーンの作成であるため、ROIの算出は非常に簡単です。そのため、キャンペーン作成フローにおけるコンバージョン率を向上させることで、作成されるキャンペーン数が大幅に増加し、同時にプラットフォームから生み出される収益も増加します。」

[Customer Story] Criteo - [Customer Story] Saint-Gobain - Nicolas Kusz Headshot Headshot
Sarah Lacroix氏
グローバルプロダクトデザイン責任者

貴社のデータに基づいてカスタマイズされたプロダクトデモを見てみませんか?

Contentsquareを使用して、収益を最大化する顧客体験を提供しましょう。

続きを読む