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ContentsquareとMixpanelの比較:チームにとって最適なのは?

CSQプラットフォーム
[Visual] mixpanel vs csq

半分のピースしかないパズルを完成させようとしているところを想像してみてください。多くのチームが従来のプロダクトアナリティクス用ツールで同様の問題に直面しています。これらのツールは特定のイベントを追跡することはできても、ユーザーの行動の理由や決定を促す要因、インサイトを収益につなげる方法を示す重要なコンテキストを見逃してしまっているためです。

この記事では、ContentsquareとMixpanelのプロダクトアナリティクスへのアプローチの違いを分析・比較します。

また、大手企業が精度の高いMixpanelのイベント追跡機能とContentsquareのエクスペリエンスインテリジェンス分析を併用して測定可能な成長を促進している方法を紹介します。

ContentsquareとMixpanelの主な違い

MixpanelとContentsquareの主な違いを以下に簡単にまとめました。

  • Mixpanelがプロダクトアナリティクスのみにフォーカスしているのに対し、ContentsquareはProduct Analytics、Experience Analytics、Digital Experience Monitoring、Voice of Customer(VoC、顧客の声)の機能を組み合わせた完全なエクスペリエンス・インテリジェンス・プラットフォームを通じて顧客体験の全体像を提供し、改善に向けたロードマップの策定をサポートします。

  • Contentsquareの自動キャプチャーテクノロジーは、特別な設定なしですべてのユーザーインタラクションを自動的に収集し、即時のインサイトと過去に遡ったデータの分析結果を提供します。一方、Mixpanelは主に手動によるイベント追跡に依存しているため、エンジニアリングに多大な時間を要し、事前に定義されたインタラクションのみに分析対象が限定されます。

  • Contentsquareのビジュアル分析ツール(ヒートマップ、サンバーストチャートを使用するジャーニー分析、ウェブとモバイルアプリのセッションリプレイなど)は、ユーザーが「何を」するかだけでなく、「なぜ」そうするのかを理解するのに役立ちます。一方、定量データとウェブのみの基本的なセッションリプレイを提供するMixpanelでは、ユーザー行動の背後にある理由まで特定するのは困難です。

  • ContentsquareのDigital Experience Monitoringスイートは、技術的な問題を自動的に検出し、収益への影響を定量化します。これにより、修正の優先順位を決定しやすくなります。Mixpanelは基本的なエラー追跡機能を備えていますが、手動での設定が必要な上、影響を定量化できません。

  • ContentsquareのAI機能は、自動的に取得したデータを使用して予期せぬインサイトを明らかにし、ユーザーの行動に関するあらゆる疑問に答えます。MixpanelのAI機能は、手動で追跡したイベントと追跡していないイベントによって制限されます。

  • Contentsquareは、GA4やAdobe、ABテストツールなどのプラットフォームとの包括的なインテグレーションを通じて定量的、定性的、技術的なインサイトを統合することによって、カスタマージャーニーの全体像を可視化します。Mixpanelのインテグレーションは、主にデータのインポートに重点が置かれているため、ユーザー行動をより広範なユーザー体験指標と結びつける能力が制限されます。

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ユースケース別にContentsquareとMixpanelを比較

ContentsquareとMixpanelの主な違いを理解したところで、多くの企業が取り組んでいる中核的なビジネス課題について、それぞれのプラットフォームのパフォーマンスを詳しく見てみましょう。

ビジネスゴール

Contentsquare

Mixpanel

より優れたプロダクトを作成してユーザーによる利用拡大を促進する

卓越(自動キャプチャー機能を備えたProduct Analytics+より詳細な理解を可能にするExperience Analytics)

強力(Product Analytics、ただし手動タグ付けが必要)

ユーザー獲得に向けたマーケティングの強化

卓越(定量データとゾーンベースのヒートマップやカスタマージャーニー分析のような視覚的インサイトを組み合わせ、さらにGA4との連携によるオーディエンス分析が可能)

中レベル(キャンペーンのトラフィックとコンバージョンを測定できるが、ユーザーの行動理由を理解するのに必要な定性的なインサイトを可視化できない)

コンテンツ体験とエンゲージメントの向上

卓越(ヒートマップ、セッションリプレイ、インパクト定量化などの機能を備えたExperience Analyticsにより、「何」の背後にある「なぜ」を考慮する)

限定的(「何」が起きているかを示すことに重点を置き、セッションリプレイ以外にコンテキストがほとんど提供されない)

障害の可視化と収益への影響に基づく修正の優先順位付け

卓越(エラー分析、スピード分析、UX最適化、インパクト定量化を含む完全なDEMツールセット)

限定的(範囲が限られていて、包括的なエラー分析や影響の定量化が含まれない)

フィードバックの収集と分析を通じて顧客満足度を向上

中レベル(主要なVoice of Customer(VoC、顧客の声)プラットフォームと連携し、組み込みツールを通じてフィードバックと行動データを組み合わせ、全体像の把握を可能にする)

該当なし(ネイティブVoC機能なし)

トップクラスのインテグレーション

卓越(Adobe、GA4、OptimizelyやAB TastyなどのABテストプラットフォーム、VoC、APMなどと連携。GA4オーディエンスをインポートしてより詳細な分析を実現)

データのインポートに優れている

MixpanelとContentsquareのプロダクトアナリティクスのコア機能を比較

ContentsquareはMixpanelの代替プラットフォームです。ContentsquareのProduct AnalyticsをMixpanelの代わりに使用できます。いずれのプラットフォームでも以下が可能です。

  • ユーザーエンゲージメントのトラッキング:新規登録、機能やプロダクトの利用などの主要なアクションを追跡します。ただしその方法は大きく異なります(下記の自動キャプチャーと手動による追跡のセクションを参照)。

  • ジャーニーとファネルの分析:ユーザーの利用状況を視覚化し、離脱ポイントを特定するためにファネルを構築します。

  • オンボーディングと機能エンゲージメントの測定:機能の採用と利用状況、およびオンボーディングの完了を追跡します。

  • コホート分析とリテンションの追跡:ユーザーをグループ化し、行動を長期的に追跡します。

  • カスタムダッシュボードとレポート機能:カスタムレポートを作成して指標を追跡します。

  • セグメント化:行動や人口統計学的な属性情報、エンゲージメントパターンに基づいてオーディエンスをセグメント化します。

「現在、ContentsquareプラットフォームのユーザーにProduct Analyticsを提供しているHeapの導入後すぐに、Google Analyticsでは回答を得るまでに1か月かかると思っていた疑問に対する答えが見つかりました。

Mixpanelの方が優れている点は何ひとつありませんでした。HeapはすべてのシナリオにおいてMixpanelと同等かそれ以上でした」

- Grow.com社 プロダクト担当副社長 Alan Winters氏

MixpanelとContentsquareは、重複するプロダクトアナリティクス機能を備えていますが、データの収集と処理の方法が根本的に異なります。

自動キャプチャーと手動によるタグ付け

Mixpanelでは通常、1回のボタンクリック、フォームの送信、動画の再生などのイベントを追跡するために手動での設定が必要です。各イベントの追跡を設定するのにおよそ30分かかります。ウェブサイトやアプリで約30~60のイベントが生成されると考えられる場合、設定に非常に多くの時間を要することになります。

一方、Contentsquareはすべてのユーザーインタラクションを自動的にキャプチャーします。これには、Mixpanelと比べていくつかの重要なメリットがあります。

  • 初日から完全なデータを取得:ウェブおよびモバイルアプリ全体で、クリックやタップ、スクロール、ためらい、フォームの使用など、あらゆるインタラクションを自動的にキャプチャーします。

  • 新しい疑問に素早く回答:これまで特に追跡していなかったユーザー行動も瞬時に分析します。

  • エンジニアリングチームを解放:イベントごとに30分かかっていた設定時間が不要になり、開発者はイベントの追跡ではなく、機能の構築に集中できます。

  • 大幅なコスト削減:より包括的なデータを取得しながら導入コストを削減し、イベントごとの料金を回避できます。

成長に向けた最適化は全社的な取り組みです。自動キャプチャーを使用することで、チームの全員が(技術的な役割を担っていない人も含め)データを使用して決定を行うことが可能になります。

セッションリプレイでコンテキストの詳細を取得

ContentsquareとMixpanelはいずれもセッションリプレイ(別名「セッションレコーディング」)機能を提供しています。この機能により、ユーザーがウェブサイトでどのように行動しているかを正確に確認し、詳しいコンテキストが得られます。両プラットフォームで以下が提供されています。

  • ビジュアルリプレイ:ユーザーセッションを動画のように再生し、マウスの動き、クリック、スクロール、ページの変更などを確認できます。

  • プライバシー保護:フォームに入力した情報など機密性の高いデータ(クレジットカード番号や個人情報)を自動的にマスキングします。

  • 基本操作:リプレイの再生、一時停止、早送りが可能です。

  • イベントストリーム:エラーやフォームの送信など、重要な瞬間に直接ジャンプできます。

しかし、リプレイを見るだけでは十分ではありません。それらを理解し、得られた情報を基に行動する必要もあります。Mixpanelではユーザーセッションを垣間見ることができますが、Contentsquareのセッションリプレイでは、以下によってセッションの全体像を把握できます。

  • ウェブとアプリのリプレイ:ウェブサイトとアプリの両方のセッションをキャプチャーします(Mixpanelのリプレイはウェブサイトのみに限定)。

  • イベントトリガー録画:ユーザーがネガティブなフィードバックを残した場合など、特定の行動に関連するセッションのみをキャプチャーするように選択できます。

  • プラットフォームの他の機能との連携:リプレイをヒートマップやカスタマージャーニー分析、Voice of Customer(VoC、顧客の声)のデータと連携させ、完全なストーリーを一箇所で確認できます。

  • 高度な検索とフィルタリング:ユーザーセグメント、行動、エラータイプなどでフィルタリングし、特定のリプレイを素早く見つけられます。

[Visual] Contentsquare-session-replay

セッションリプレイの真のパワーは、単にユーザーの行動を見ることだけでなく、収益への影響を理解することで得られます。

Mixpanelは基本的なリプレイ機能を提供していますが、Contentsquareはこれらの視覚的なインサイトを収益指標やユーザーのフラストレーションシグナルに直接結び付けます。つまり、ユーザー体験に関連するどの問題が実際にコンバージョン率を低下させているかを迅速に特定し、真のビジネス成長を促す修正作業を優先できます。

AIを活用してより素早く結果を取得

MixpanelにはSpark AIという機能があり、シンプルな言葉でデータに関してチャットすることができます。ContentsquareにもChat with Senseという同等の機能があります。

いずれのプラットフォームでも以下が可能です。

  • GA4のように手作業でレポートを作成する必要がなく、「先月は何人のユーザーを獲得したか」「有料トラフィックのコンバージョン率はどれくらいか」といった質問をするだけでカスタムチャートを生成できます。

  • 結果の背後にある分析方法を確認できます。(AIの幻覚を警戒する場合に役立ちます🤖)。

シンプルなテキストのクエリを使用して分析チャートを生成できることは、すべてのチームがセルフサービスでインサイトを活用できるようにする上で非常に便利です。しかし、Mixpanelではイベントを手動で設定する必要があるため、AIから得られるインサイトは設定によって左右されます。

一方、Contentsquareのイベント自動キャプチャー機能では、事前にキャプチャーする内容を計画することなく、誰でもチャートや回答を生成できます

[Visual] Contentsquare-AI-CoPilot

ContentsquareのAIは、カスタマージャーニーにおけるあらゆるユーザーインタラクションやタッチポイントで、以下を含むさまざまな形で活躍します。

  • Voice of Customer(VoC、顧客の声)でのAIの活用

    • 最も効果的なアンケートの質問を自動的に生成

    • フィードバックのセンチメントを自動的に分析してタグ付け

    • 定性的なアンケートの回答を基に次のステップを提案

  • スマートなダッシュボードとインサイトの自動生成

    • 例えば、フラストレーションスコアを確認することで、問題領域や主なトレンドを自動的に見つけられます。

    • 必要な方法でスマートなアラートとアドバイスを受け取る

ContentsquareがMixpanelよりも優れている点

両プラットフォームとも優れたプロダクトアナリティクスのコア機能を備えていますが、Contentsquareはクリックやイベントの追跡にとどまらない包括的なツールスイートを提供します。

以下は、コンテンツクエアが大きなメリットを提供できると考えられるエリアの詳細です。

コンテンツエンゲージメントの最適化

Mixpanelはイベントの追跡に重点を置いており、「どの」コンテンツにユーザーがアクセスしたのかは分かりますが、「なぜ」アクセスしたのか(またはしなかったのか)を理解するのが困難です。Contentsquareは定量的データと豊富な視覚的インサイトを組み合わせることでこのギャップを埋め、ユーザーの行動を測定可能な収益の成長につなげます。

Contentsquareでは以下の機能を利用できます。

  • ゾーンベースのヒートマップ:特定のページ要素におけるユーザーの注目度とエンゲージメントを可視化し、クリックやコンバージョン、収益を生み出しているエリアを確認できます。ヒートマップは、デザイン変更の正当化、ABテストによる効果の実証、各ユーザーセグメントで見られる行動の比較に役立ちます。

  • ジャーニー分析:クリック間のパスを含む完全なユーザージャーニーを可視化します。ユーザーがどこで躊躇し、行き詰まり、フローから離脱しているかを把握できます。

  • 高度なセッションリプレイ:リプレイを他のデータポイント(エラー、フォームの送信、レイジクリックなど)と組み合わせることで、重要な瞬間をピンポイントで特定できます。イベントによってトリガーされた録画を使用して、特定のアクションまたはユーザーセグメントに焦点を絞ることができます。

  • 魅力度に関する指標:クリックする前にユーザーの注意を引くページの要素を確認し、より高いエンゲージメントを生み出すためにレイアウトやデザインを最適化します。

  • AI主導のインサイト:ユーザー行動の隠れたパターンやトレンドを特定します。重要な変化や異常に関する自動アラートを設定できます。

[Visual][product illustration] heatmaps Experience and revenue attribution

ユーザー体験における障害の特定と解決

Mixpanelでは、エラーイベントを手動で追加して基本的なエラー追跡を行うことができます。一方、Contentsquareの包括的なExperience Monitoringスイートは、設定なしですぐに利用を開始できます。

Experience Monitoringにより、ユーザー体験に影響し、結果的に収益に悪影響をもたらすさまざまな問題をプロアクティブに特定して解決できます。

Experience Monitoringには以下の機能が含まれます。

  • エラー分析:サイトやアプリの技術的およびそれ以外のエラーを自動的に検出します。

  • フラストレーションのスコアリング:ユーザーのフラストレーションシグナル(レイジクリックや試行の繰り返しなど)に基づいて、調査すべきセッションの優先順位を自動的に決定します。

  • 根本原因の分析:技術的問題の根本原因を素早く特定します。

  • スピード分析:読み込みの遅さがユーザーに与える影響をモニタリングして定量化します。

  • テキスト検索:ユーザーに表示された特定のエラーメッセージの影響を過去にさかのぼって特定し、定量化できます。

  • ワンクリックによるインパクト定量化:エラーやユーザー行動による収益への影響を判断し、効果的な修正の優先順位付けを可能にします。

「Contentsquareのおかげでユーザーに影響が及ぶ前に問題を特定し、よりプロアクティブな対応が可能になりました」

— Admiral社 プロダクト部門 価値提案および顧客獲得責任者 Helen Kinch氏

顧客満足度の向上

MixpanelにはネイティブのVoice of Customer(VoC、顧客の声)ツールがありません(Contentsquareプラットフォームの一部であるHotjarとは統合されています)。

対照的に、Contentsquareはビルトイン機能としてのVoCツールと主要なVoCプラットフォームとの統合の両方を提供しています。つまり、Contentsquareプラットフォーム内で直接ユーザーからフィードバックを収集・分析してユーザーの行動を理解し、改善点を特定するための重要なコンテキストが得られます。

VoCツールには以下の機能が含まれます。

  • 的を絞ったアンケートとフィードバックウィジェット:離脱の意図に関する調査や顧客満足度調査など、あらゆるユースケースでAI主導のアンケートを実施できます。

  • コンテキストを示すスクリーンショット:ユーザーからのフィードバックとともにスクリーンショットを収集し、コメントの背景にあるコンテキストを理解します。

  • セッションリプレイとの連携:ユーザーのフィードバックをセッションリプレイと連携させることで、コメントにつながったユーザー体験を正確に確認できます。

  • AI主導のセンチメント分析:フィードバックパターンをモニタリングして分析し、ユーザーのセンチメントを自動的に特定します。

[Visual] nps-survey-results-Contentsquare

Contentsquareでユーザーからのフィードバックとプロダクトアナリティクスのデータを組み合わせることで、フィードバックにつながったユーザー体験を正確に把握し、ユーザーのペインポイントを直接解決する的を絞った改善が可能になります。

既存スタックの活用

Mixpanelの連携機能はプラットフォームにデータを取り込むことに重点を置いているのに対し、Contentsquareは分析およびマーケティングに使用している既存のテクノロジースタックとシームレスに連携します。

Contentsquareの主な連携機能には以下が含まれます。

  • Adobe AnalyticsおよびGA4:セグメントとオーディエンスをインポートし、Contentsquare内でより深い分析が可能になります。

  • AB TastyやOptimizelyのようなABテストプラットフォーム:Contentsquare内でテスト結果を直接比較し、パフォーマンスの違いの背後にある「理由」 を理解できます。

  • DynatraceDatadogなどのAPMソリューション:エラーとユーザー行動をビジネスの成果につなげます。

Contentsquareを既存のツールと連携させることで、分析データを充実させ、ワークフローを合理化すると同時に、技術投資からより多くの価値を引き出すことができます。

MixpanelとContentsquareを併用するメリット

ひとつ明らかなのは、ContentsquareはMixpanelよりもはるかに多くの機能を備えているものの、Mixpanelの中核となるプロダクトアナリティクス機能を完全に置き換えることはできないということです。

そのため、プロダクトアナリティクスのプラットフォームとしてMixpanelを使用することを決めた場合、Contentsquareと併用することで、より多くのメリットが得られます。

1. MixpanelのイベントをContentsquareで利用する

ContentsquareとMixpanelを連携させ、MixpanelのイベントによってContentsquareのセッションデータをフィルタリングします。

これにより、Mixpanelのイベント(ユーザーによる決済手続きの完了など)や、より複雑な行動パターンに基づいてアンケートをトリガーし、ターゲットを絞ったフィードバックの収集を行い、定量的な指標を定性的なインサイトにつなげることができます。

例えば以下が可能になります。

  • ゾーンベースのヒートマップを使用し、コンバージョン前にユーザーの関心を引いたコンテンツ要素を確認する。

  • 離脱の原因となった技術的なエラーやスピードの問題を特定する。

  • Mixpanelでは通常キャプチャーできないレイジクリックや繰り返されるフォームの操作などが収益に与える影響を測定する。

2.「何をしたのか」と「なぜしたのか」のギャップを埋める

Mixpanelが手動のイベント追跡によって特定のユーザー行動を追跡するのに対し、Contentsquareは自動的にすべてのインタラクションと関連するコンテキストをキャプチャーします。これにより、「ボタンをクリックした」というユーザーの行動だけでなく、クリックする前に何が不満だったのか、どのような技術的な問題に遭遇したのかを理解し、さらにこれらの体験による収益への影響を把握できます。

3. ABテストの結果をデザイン改善につなげる

Contentsquareのビジュアル分析機能とMixpanelの追跡機能を組み合わせることで、ユーザーがさまざまなプロダクトのバリアントとどのようにインタラクションするかを正確に把握できます。横に並んだヒートマップを確認して特定のバリアントが他よりも高いパフォーマンスを発揮する理由を理解し、得られたインサイトを今後のテストやデザイン変更に活かします。

4. 自信を持ってプロダクト改善の優先順位を決める

Mixpanelによって、ユーザーがファネルのどこで離脱したのかを特定し、ContentsquareのExperience Monitoringスイートを活用して離脱の原因となっている技術的な問題、UXの不満、スピードの問題を明らかにします。さらに各問題の収益への影響を定量化し、実際に収益向上につながる修正を優先します。

ContentsquareとMixpanel、チームにとって最適なのは?

ContentsquareとMixpanelのどちらを選択するかは最終的に、「特定のユーザーの行動を追跡したいのか、それともユーザー体験全体を把握したいのか」というシンプルな問いに行き着きます。

Mixpanelは以下のような場合に向いています。

  • プロダクトアナリティクスのみに関心があり、手動による追跡のためのエンジニアリングリソースがある。

  • 基本的なイベント追跡機能を必要とし、データギャップが気にならない。

以下が必要な場合はContentsquareをお薦めします。

  • ウェブサイトとモバイルアプリの両方であらゆるユーザーインタラクションを自動的にキャプチャーして素早く全体像を把握し、 エンジニアリングチームに頼ることなくすぐにインサイトが得られる。

  • 定量的分析と視覚的なインサイトを組み合わせ、収益に影響する前に技術的な問題やUXの不満、スピードの問題を検出し、プロアクティブにユーザー体験を理解して改善できる。

  • AI主導のインサイト、ビジュアル分析、ユーザーからの直接フィードバックを参考に 、より迅速に自信をもって決定できる。

  • 技術的な専門知識や事前の計画を必要としないセルフサービス型の分析ツールによって、誰もがデータを活用できる

  • 戦略的インテグレーションと包括的なユーザー体験のモニタリングを通じて既存の投資の価値を最大化できる。

以下の場合は両プラットフォームの併用が最適です。

  • すでにMixpanelに投資しているが、より深いインサイトが欲しい。

  • 正確なイベント追跡と包括的なユーザー体験分析の両方が必要。

  • 定量的な指標と定性的なインサイトを組み合わせたい。

Contentsquareによって分析へのアプローチをどのように変革できるか興味がある場合は、プロダクトの紹介動画を視聴し、成長を促すインサイトをデータから導き出す方法をご覧ください。

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ContentsquareとMixpanelの比較に関するFAQ

  • Mixpanelは、2009年にSuhail DoshiとTim Trefrenによってサンフランシスコで設立された製品分析プラットフォームです。現在、Mixpanelは2億7,000万ドル以上の資金を調達し、8,000社以上の有料顧客を抱えています。サンフランシスコ、ニューヨーク、シアトル、オースティン、ロンドン、バルセロナ、パリ、アムステルダム、シンガポールのオフィスに拠点を置く約500人の従業員が、Mixpanelを支えています。

Contentsquare

Contentsquareは、カスタマーエクスペリエンス(CX)の向上に取り組む、世界的に多くのブランド企業から信頼を寄せていただいているプラットフォームです。 本記事では、ベストプラクティスから最新のデジタルトレンドまで、幅広いコンテンツをカバーしています。これを通じて、顧客に愛されるデジタル体験を創出するために必要な知識を学びましょう。ぜひ、お楽しみください!

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